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なぜ六角形なのか? コールコネクトのロゴの話

こんにちは、デザイナーの畠です。 今回はコールコネクトのロゴの話をします。

ロゴを作成したのは今から8年ほど前になります。 当時どんなことを考えながら、ロゴを作成したかを振り返りたいと思います。

コールコネクトについて

まず、ロゴの説明の前にコールコネクトを簡単にご紹介します。

コールコネクトはPCさえあれば、固定電話なしで電話に出ることができる電話システムです。

固定電話を使っている会社では、お客様からの電話問い合わせがあった際に、以前の問い合わせ内容を社内のスタッフが把握しておらず、面倒な説明を繰り返し行わせてしまうといった問題が起こります。

コールコネクトを利用することで、これまでのやりとりを見ながら通話でき、お客様に余計な手間をかけることがなくなります。
また、連携機能によって、Slackに通話内容を書き出したり、Zendeskにチケットを書き出したりなど、これまでの電話ではできなかったことが可能になります。

ロゴの紹介

上述のコールコネクトの特徴から、電話の可能性を広げるというニュアンスをロゴに込めたいと思いました。 そんな想いからできたのが、以下のロゴです。

六角形は化学の結合からインスピレーションをうけており、電話の可能性が有機的に広がっていくというコンセプトを形にしました。

また、カラーは青色を採用しました。青色は気持ちを落ち着かせたり、集中力を高めたりする効果があると言われています。
お問い合わせの電話の中には、怒りや焦りを伴ったものがあります。そういった電話を受ける際に、サポート担当の方が画面を見て落ち着いて対応できると良いと考え、この色にしました。

ロゴには色々な表現の仕方があります。 サービス名のイニシャルの形をブラッシュアップして、ロゴにするなどのケースも多いです。 もちろん、そのケースも考えました。

しかし、サービス開始時ということもあり、初めてサービスを見る人にパッと見で電話のサービスであることが分かるようにしたいと考え、あえて電話のアイコンを残しました。

特にスタートアップのサービスは既存のサービスと異なるため、何のサービスなのか理解するのに時間がかかります。
電話のアイコンがあることで、電話に関わるサービスだという事が明確になり、ロゴを思い出してもらったときにサービスの内容も一緒に思い出してもらいやすくできると考えたのです。

また、後で気づいたのですが、スタートアップのロゴは機能の一部にフォーカスするのではなく、ある程度大きい概念や思いを形にすると、長く使いやすいロゴになるということです。
現状の一部の機能だけを形にしすぎると、機能追加やピボットのあるスタートアップのサービスでは変更を余儀なくされる可能性が高くなります。

コールコネクトも、当初は着信を振り分けるIVRという機能が中心でした。
IVRの分岐を造形にしていたら、変更せざるを得なかったでしょう。

しかし、今は連携や分析機能など様々な機能が電話に加わり、当初のロゴのコンセプトからは大きく外れることなく利用できています。
ロゴのベースにしたものが電話という大きめの対象であり、その思いを形にしたことでうまくいったと考えています。 もちろん、電話から事業分野をピボットしていれば、ロゴも新しく作る必要がありましたが、そこまで大きい変化であればサービス名も別のものになっていたかと思います。

今後について

現在も同じロゴで運用していますが、ロゴをブラッシュアップしたり、新しいロゴにリニューアルしたりする選択肢もあって良いと考えています。 そうなった場合は、制作過程などをこのブログでお知らせしたいと思います。